マンガを読んでいて、二次元の世界だけど「撮ってみたい」と思わせるキャラクターたちがいます。
自分がこの作品の世界の住人だったら、ぜひ撮ってみたいなと思うキャラクター達を紹介してみます。


「岩松梢(海月と私/麻生みこと)」

海沿いの小さな宿に仲居としてやってきた。美人で快活で奔放、ワケありなところもあり、宿の主人は翻弄されながら惹かれていく。

梢さんに翻弄されつつもそれを楽しんでいるところもあり、そして惹かれている主人に感情移入してしまいます。

ちなみに、僕は梢さんを見ていて「二次元に惚れる」という感覚を初めて覚えました(笑)


「カホ(SEX/上條淳士)」

長身のクール系美女だが、マイペースで奔放。ユーモラスなところもあり。

ビジュアルを見ていると高校生であることを忘れてしまいます。イラストレーターとしても活躍する上條さんのシンプルな線、映画を見ているような一枚絵など、作品全体のクールな雰囲気も昔から好きで、自分の写真でもこんな空気が出せたら・・・・・・と憧れます。


「薮内円(あひるの空/日向武史)」

物語の初期は、かわいいけど存在意義がいまひとつはっきりしない印象でした。本当の意味でバスケに打ち込むようになってから、主人公たちの仲間として魅力が増していきます。マンガのキャラクターとして特徴があるというよりは、悩んだり傷ついたり一所懸命だったりする様のリアルさに感情移入するのかもしれません(もちろん、日向さんの描く女の子がかわいいという前程はあります)


「宮園かをり(四月は君の嘘/新川直司)」

明るく奔放(わがまま)だが、時折「陰」を感じさせるところもあり。主人公・公生の閉じられていた世界の扉を(強引に)開き、引っ張りまわしながらも導いていきます。原作では中学生なので、たとえマンガの中の世界でも撮影はありえませんが・・・・・・。

原作を読んで泣き、アニメを観て泣き、とにかく何度も泣かされました。

昔、知り合いのコスプレイヤーの人と、かをりのコスプレ写真を撮る話が出たこともありますが、自分の技量では無理だと思ったので結局あきらめました。


こうして書いてみると、4人中3人が奔放な性格のキャラですね。奔放な女性に振り回されたいのでしょうか(笑)


マンガのキャラクターなので撮影はできませんが、「自分がどういう写真を撮りたいのか?」という部分では、作品そのものも含めて何かしらの影響を受けているかもしれせん。
現在、事情によりあらかじめ予定を組んでの撮影(ポートレート撮影)ができない状況です。土日の予定が当日か前日に確定し、そこで初めて、モデル募集を行なっています。応募が来ないときは(だいたい来ませんが)、ロケハンと散歩撮影を兼ねて一人で出かけているか、家で写真の作業をしています。


最後にポートレート撮影を行なってからまだ1ヶ月しか経っていませんが、もうずいぶんと長いこと撮影を行なっていないような気もします。そして、昨年までの精力的に撮影していた頃が夢だったかのように(笑)現実味がやや薄れていたりもします。晴れた土日には撮影がしたいと思いますが、意外と静かな気持ちで(今のところは)過ごしています。


写真が好きな気持ち、写真を撮りたい気持ちは変わっておらず、これまでやってきたことや、これからやりたいことなど、今後の自分の生活に沿った写真の取り組みを、今は考えているところです。

狗飼恭子さんの短編小説「月のこおり」を初めて読んだのは、今から20年近く前のことです。


狗飼恭子という作家と、この作品をどういうきっかけで知ったのかは覚えていません。


この作品については、とにかく切ないという印象が残っていましたが、内容に関する記憶がほとんど残っていませんでした。


長い詩を読んでいるような感覚。一語一語、一行一行、透明感があり、繊細で、はかない言葉たち。


数年前に、あらためて読み返してみたくなり、今度はKindleで購入しました。


作中、「写真」について書かれている箇所があり、とても胸に迫るものがありました。


初めて読んだときにどんな気持ちでその部分を読んでいたのかは、もはや覚えていないのですが、写真を撮るようになってからその部分を読んで、とても胸が苦しくなり、だけど、とても共感するものがありました。


作者自身も写真を撮る人なのでしょうか。


調べたことはないのでわかりませんが、ポートレート写真を撮ったことのある者だけが知る思いが、そこには書かれていると思いました。


撮りたい人を、心を開いて、真摯な気持ちで撮るとき、「うれしい」「楽しい」だけではない感情に戸惑い、揺さぶられることがあるかもしれません。


そのことを知る人には心に寄り添うものもとして、まだ知らない人には心の準備として、この作品を読んでみることをおすすめしたいと思います。